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30th
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30th
大森は、知識の不確実性にはほとんど悩まなかった。ただひたすら、「私にはここまでは理解できる。しかし、ここからは理解できない。だが、だからといってそれを切り捨てる気にもならない」、そう呟きながら、電子の存在の問題に向かい、他我問題に向かい、あるいは自我の問題に向かい、時間の問題に向かっていった。
— 野矢茂樹『大森荘蔵-哲学の見本』